
1ヵ月前。愛犬が突然歩けなくなった。立ち上がることもままならない。すぐ動物病院へ行った。
「膝蓋骨脱臼」。診断が下された。進行状況別に4段階。悪いほうから2番目。グレード3だという。
外科手術をする段階は過ぎている、ということで痛み止めの薬を処方された。
「日常的に使用しないで痛がる時だけ使ってください」。若い女性の獣医師さんが説明する。うずくまった状態。体に触れると悲鳴とも叫びともとれるような低い声を上げる。「すでに常時痛みを感じているのでは…」。じっと診察台でうずくまる愛犬を見て心の中で思った。
1ヵ月経過しても状態は変わらなかった。むしろ足に震えさえ見られるようになった。「このまま痛み止めだけを飲ませていても悪化するだけだ」。そう思った。しかし、くだんの女性獣医師は3月末で退職していた。その後の治療方針を語らなかったのはそのためか。ふと不信感が頭をよぎる。
治療の手掛りを探す思いで別の整形外科専門をうたう動物病院に足を運んだ。
「膝蓋骨脱臼?」。診察した獣医師は語尾を上げてつぶやく。「立てない?」。疑問、疑念、違和感…。愛犬の体に何が起こっているのか、すうっと消えていくようにささやかれる言葉が真相を求めるように診察室をさまよう。ベテランの男性獣医師。眼鏡の向こうから光線のように鋭い視線を愛犬に投げ掛ける。「検査してみます。30分ほど時間をください」。そう言い残し、愛犬を連れて奥へ消えていく。
検査後伝えられた病名は「リウマチ」だった。
最初の獣医師の診断は誤っていた。外科的処置とは違う内科的アプローチが必要な疾患だった。「少しでも早く治療を始めなければならない病気」であることも伝えられた。ステロイド薬を投与された。半日ほどして愛犬が立った。わずかな5分ほどだったが自分の意思と力だけで立った。
- 2015/04/28(火) 02:35:37|
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うちのワンちゃん専用車(といってもバギーですが)届きました。6代目、初のエアーバギー、つまり空気入りタイヤの本格バギーです。これまでのペットカートはすべてプラスチックタイヤ。衝撃がじかに伝わります。エアーバギーだと滑らかな走行。衝撃も格段に抑えられます。

こんな感じで到着!長辺88cm、そこそこ大きい箱です。

開封しました。

フレーム、車輪、バッグなど中身です。

組み立て完了。
- 2014/09/19(金) 03:11:47|
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